流通産業の変化 その4
流通部門が十分に発達して販売業者が効率的な経営活動を行っています領域では、製造業が流通部門へ進出するのは必ずしも有利ではありません。
だが、製造業の発展や変化に対し、販売業者がこれに適応した経営活動を展開できないときや、販売業者の仲介なしのほうが有利です領域では、製造業みずからが販売部門に進出することになります。
とくに近年は、製品の技術集約化および高級化が進展していますため、末端ユーザーに対する専門的対応ならびにキメ細かなサービスの提供が必要となってきています。
この対応のために、製造業みずからが販売部門に乗り出す必要性が生まれてきたわけです。
もちろん、すべての製品流通が短絡化傾向をもつわけではない。
依然として卸しのもつ販売力に依存したほうが、合理的な販売ならびに物流が可能となる領域も相当に残されています。
必ずしもブランドが浸透していない製品、末端ユーザーが大きな広がりをもつ製品などは依然として卸しの販売力が泌要です。
ただ言えることは、以上のように製造業の販売に対する意識の変化が、販売経路の見直しや卸しの見直し気運を盛り上げてきており、その結果、流通産業内部において、企業間格差がますます広がってきていますという点です。
トラック輸送の需要が末端ユーザーのために広がりを持つという意味では、トラック中古車にとって明るい見通しです。